国民の無痛分娩リテラシー向上に努め、それを支える医療従事者の臨床・教育・研究の発展に寄与するとともに、官民学一体の活動を促進させることで、わが国の無痛分娩の安全性向上を図ります。
2022年現在、日本において無痛分娩数は急速に増加しています。その普及率は全分娩の8.6%と報告され、日本の無痛分娩数は世界でもトップ10入りしそうな状況です。
これは、2017年の無痛分娩関連事故報道によって、図らずしも「無痛分娩」という言葉が耳慣れたものとなり、選択肢としてイメージしやすくなったことも関係していると考えられます。一方、医療業界はこの事故報道を重く受け止め、各関係学会と団体が協力して無痛分娩の安全性向上のため活動を開始しました。非常に迅速な対応でした。ただ、それだけでは無痛分娩に関わる多くの医療従事者の受け皿として十分ではありませんでした。
今回、当機構は目的達成のために、医療従事者の無痛分娩リテラシーを向上さることで、国全体として日本の無痛分娩の安全性向上に貢献していくことに方針転換いたしました。
そのための施策として、医療従事者向けに新しい無痛分娩コミュニティー「1162Club」を立ち上げ、オンラインおよびオフラインでの活動を行っております。さらに2024年4月から施設認定事業を始めました。
私たちの取り組みがムーブメントとなり、日本の無痛分娩の安全性が向上していく未来を信じています。
是非、皆様のお力をお貸しください。